【ネタバレ有】令和に映画版デビルマン(実写)を観たぞ

映画
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サムネイル出典:GYAO!

※2023/4/1追記 GYAO!サービス終了に伴いリンク切れのため削除。
現在はAmazon Prime Video等各種配信サイトにて配信中。

名高い噂だけ聞いたことがありますが、果たして……

映画好きなら一度は聞いたことがある(らしい)デビルマン

 そろそろ映画苦手とか言ってられないんちゃうか。
と我ながら思っているのですが、それくらい最近映画を観ることに前向きになってきています。
 きっかけは直近2回で特に成功体験だと感じた ミッドサマー と THE FIRST SLAMDUNK 。

 意図せず短期間に琴線に触れる映画を2本も観ることができたので、「今まであんまり触ってこなかったけど、もしかして映画って面白いものなのでは……?!」という気持ちになってきています(気付くのがあまりにも遅いというご指摘は重々承知の上です)(わたしが知らなかったというだけなんだけど)。

 ところで世の中には毎年さまざまな映画が公開されており、公開されてからの評判は結構正直に出てくるなあと外野ながら思っておりまして。
特に今回観ようと決めたこのデビルマンという作品、結構ほうぼうで評価をよくお聞きするんですよね……特にマイナスな方向で。
 割とあまり評判が良くない映画のレビューによく書かれているのが「デビルマンよりは●●」という言葉。
大抵映画を擁護する文脈で使われているものなんですが、そこまで言うならじゃあ観てみようじゃないかと。

 いそいそとレンタルをし、視聴してみたのでした。友人を3人巻き込んで

GYAO! のレビューがすごい(悪い意味で)

 運の良いことに一緒に観てくれる友人たちは誰もデビルマンの映画を観たことがなく、「なんとなく話には聞いたことあるけどよく知らないな」という人たちでした。
 そこでハードルがあまりにも上がりすぎているとまずいな…と思い、最初にみんなでレビューをチェックしようとしたのですが、

 検索画面で真っ先に出てきた心もとない数の星

友人A
友人A

レビューがこんなになることある?

ごめんて

 これからどんな映画を観るのか友人に即バレしました。
いや隠してたわけじゃないんですけどね。

 せっかくなのでとネタバレなしレビューを何件か見てみまして。
「リアリティがなくストーリーも荒唐無稽」「見せ場がいちいち全部ショボい」「そろそろ終わるだろと思ったらまだ30分だった」とか……。(引用:Yahoo!映画 作品ユーザーレビュー)
 いやあ、皆さまがようように言葉を尽くして書かれたレビューというのは身に染みるものがありますね。

 過去の英雄たちが遺した言葉を眺め、我々もいよいよ覚悟を決めたわけでした(企画しておいてなんですがわたしも全然覚悟はできていなかった)。

意を決して いざ実食(?)……

 最初にお伝えしなければならない事実が1つ。

 休憩を2回挟みました。
 すみませんほんとに。

 誰が言うともなくトイレ休憩とコーヒー休憩が入りました。
上映開始は21時30分。上映終了はほぼ24時。

 大体2時間の映画なので30分近く休憩を取っていたわけですね。
いえ違うんです。ちょっと次々起こる出来事を消化するのに時間が結構かかりまして……。

自分、休憩いいっすか

友人B
友人B

異議なし

 映画を観ていた時のわたし達、こう(正確にはもう少し複雑な理由もあったんですが……)。
 なんというか、一言で感想を言うならばどんぶりご飯の上に盛ったおかずが思っていたより味が濃かった みたいな感じ。

 すごく正直なことを言うと、この世の歴史に残るほどのひどい映画だった、という印象は無いんです。
でもこれは何人かで見たことが大きいのかもしれない。
演技も特別上手というわけではないですがネタに振り切っているわけでもなく。
というか小劇場とかだと結構これくらいだったりするよな……と思ってしまったりもして……。

 ただ、物事が展開するスピードがかなり速いのと、場面転換が多い(登場人物も多い)のと、グロいシーンは結構しっかりグロい(原作準拠のヒロイン首ちょんぱシーンとかはちゃんとある)のが波状攻撃のように襲ってくるのでこちらとしてはおなか一杯になってしまうというか……。
 体力を使う映画だったな。という感想です。

共感性羞恥度数:★☆☆

 映画が全編通して真剣(変にふざけたりお笑いのシーンがほとんどない)のでわたしは大丈夫でしたが、そもそも「演技力が……」みたいな部分でだめになってしまう人はだめかも。
突然の小林幸子とかボブサップ登場に対して、ただの1人の役者ではなく「お笑い要素」を感じ取ってしまったりすると……ダメか……。
目をそむけたくなる、まではいかないです。

総評、というほどじゃないけど

 一人でこれを観るのは、多分きっとしんどい。
これは嫌になるというよりは集中力が切れちゃうという意味です。
物事が目まぐるしく回転しすぎて追いつくのも一苦労。

 だけどみんなでいろいろ突っ込みつつワイワイ観るには、事前の評判も相まって意外と面白いのではないでしょうか。
ただ本当にちゃんとグロテスクなので気になる方は鑑賞中のおつまみは考えてチョイスしてくださいね。
 トマトサルサのナチョスを用意した人間より。

 それでは次回、令和のデビルマンと名高い「大怪獣のあとしまつ」でお会いしましょう。
(23/4/17追記:観ました。一言で言うとわたしはデビルマンの方が好き


  

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