【ネタバレ有】ミリしらが観る「THE FIRST SLAMDUNK」

映画
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サムネイル出典:THE FIRST SLAM DUNK

新年あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いします

(ほとんど)何も知らないスラムダンクの映画を観に行きました

 のんびり始めている趣味のブログです。
 昨年は月1ペースでまずは更新が途切れないことを目標に……と思っていましたが、今年は月2を目標に(なんと更新数2倍!)頑張ってみようかと思っている所存でございます。
出来なかったらすみません。

 さて、早速ですが2023/1/9に「THE FIRST SLAMDUNK」観てきました。
当方スラダンミリしら勢(湘北のスタメン5人の顔は見たことがあるけど、名前は正直桜木、流川、赤木くらいしか知らないレベル。あとはネットミームで安西先生は知ってる)。
 そんな人間がなぜ観に行ったのかというと推しが声優をやっているからでした。
正確に言うとそれだけじゃないんだけど、これは切って離せないかなと。

 あとこれは自分で昔から決めているルールなのですが「3方向から勧められた文化にはなるべく早く触れる」ということを意識しています。
今回のスラダン映画で言うと

①推し声優の告知
②大学時代の友人がインスタのストーリーで絶賛
③高校時代の友人から直接おすすめを受ける

 この3つ。
今の自分を形作っているのは紛れもなく周辺の環境だと思っているので、周辺の環境が良かったと話すものに大ハズレは無いと信じているためこのスタイルを確立しています。
ちなみに3方向という数に大きな意味は無いです。

映画苦手女が数年ぶりに映画館へ

 前回書いたミッドサマーの記事(【ネタバレ有】映画苦手人間がミッドサマーをいまさら観た)でも触れたんですが、わたしはそもそも映画が苦手。
推しの晴れ舞台とは言え映画館だと気軽にトイレも行けないし……(トイレ近い女)。
でもいざ行くぞ、という気持ちになったのは③の友人が、普段全く映画の話をしない相手だったから。

 わたし自身が映画をほとんど観ないこともあって、③の友人と映画の話をしたのはほとんど初めてだったと思います。
10年以上の付き合いがあって初めて。
さらにわたしの後押しをしたのは、当人も「漫画を読んだことが無いのに観に行って面白かった」と話したこと。

 そんなこと言われたらもう観るしかないじゃん! と言うことで、友人がいる目の前でチケットをとり(※)、その2日後である1/9(月・祝)、IMAX上映に参戦したのでした。

 ※現在「ムビチケ」でイベント割作品共通券というものが販売されています(2023/1/31まで有効)。コロナワクチン3回接種の証明をアップロードすれば映画のチケットが1200円で買えて大変ありがたいのでご紹介。土曜日の21時ごろにオンラインで申し込みましたが、10分程度で承認されてその場でチケット購入が出来ました。今観に行ったらムビチケのトップページからは導線わかりづらくてなんだかな~と思ったので直接キャンペーンページのリンクを貼っておきます。PRじゃないよ。(2023/4/10 キャンペーン終了済)

【ここからネタバレ】ミリしらでも楽しめる? →バッチリ楽しめた!!

 いや、ほんとうにおもしろかった……。

 もしかしたら本来作品を好きで観に行った人とは違う観点だったのかもしれませんが、本当にバスケの試合を観に行った時の高揚感に近かったです。
かなりドラマティックな(将来きっと語り継がれるであろう)伝説の試合を生で目撃した、みたいな感動がありました(後から他の方の感想を見て知ったんですがスラムダンクの一番の山場の試合なんですね……それは感動も納得)。

 昔で言うとマーくんとハンカチ王子みたいな…古いな、古いですね、あれくらいの時からスポーツの試合ってあんまり真剣に追って無いのかも……。まあそれはともかく。

 スポーツの試合って出場している選手や控えの選手を全員熟知した状態で観に行くことってそうそう無いと思うんですよね。
試合を通じて「あのプレイヤーはこの場面で光った」とか「試合を通していつもあのプレイで引っかかっていたけど、最後の最後で魅せた」なんてことが出てくる。

 山王工業高校なんて最初は河田と監督しか区別が付かなかった(失礼)のに、最後のカットで崩れる沢北を見て思わず涙ぐんでしまったり。
この没入感て全力投球が観客にまで伝わっているからなんだろうな。

 ところどころで差し込まれる回想も、感覚としては「熱闘甲子園」とかを思い出してわたしは好きでした。
このたとえが評価の手段として合っているかは知りません。

 ところで本映画で主人公の宮城リョータについてもちょっと話させてください。
 わたしは原作マンガ(桜木花道が主人公であるスラムダンク)の中にいる彼を知らないのですが、ひねくれてるけど真っすぐで優しい子なんだなあと思うと胸がきゅんとなってしまいました。
 わたしはもう高校を卒業してから10年経過しており、当時のジャンプ読者のように憧れの視線で彼を見ることはできません。
その代わり彼の良くも悪くも素直な表情に温かさを感じられるようになったのは大人になったから。かも。こじ付けですが。

 映画で一番苦しくなったのは恐らく皆さんもお察しの通り誕生日の夜手紙を書くシーンで、「生きてるのが俺ですみませ」まで書いて捨てるところ。
 あれって誕生日が来るたびに一層ぎこちなくなることに対する単純な懺悔じゃなくて、多分お母さんへの当てつけですよね。
高校生なりの嫌味なんだろうな……。
息子にこういうこと書かれたら嫌だろうなって、お母さんを明確に傷付けるために書いてる。
自覚してなのか無自覚なのかは分かりませんが。
間違いなくその意図はあると思います。

 でも結局はその言葉を届けるのを辞めた。
お母さんが(自分も)傷つくから。

 その決断ができる「宮城リョータ」が高校2年生にしてはあまりにも大人で心優しすぎて愛おしくて……。
この解釈他にもしている方をお見掛けしてちょっとうれしくなっちゃった。
大人になってから映画を観るのも良いものだなあ。
そういうことだと思っています。

 年齢を重ねた今だからこそ、大人って完璧な存在じゃないと知っている。
けど高校生にそこまで考えさせるのって酷なわけで。
でもそういうことってあるよなあ。
なんてぐるぐると思ったりしたのでした。

 上映中にもう一回観に行きたいな。

共感性羞恥度数:☆☆☆

 シリアスな映画だから? 気になるところはありませんでした。
あの後初代アニメ版をチラ見したんですがアニメの方は割とつらいところがあったりなかったり……。
ただこれは時代もあると思うので一概には言えないですかね。

原作履修します

 本当は映画を観てすぐ、この感動を忘れないうちに原作を読み返したかったんですがどうやら電子書籍が出てないらしい。
しかし映画を観に行った後は少し予定があったので本屋で全巻買うわけにもいかず……。

 忘れないうちにネット注文して読破しようと思っています。
わたしが行った映画館ではパンフレットも売り切れていたのでそれも欲しいな……。
次観に行くときは別の映画館にしようと思います。

 あとこれは完全に余談ですが、ナチョスを買って映画館に行ったんですがほとんど残しました(悲しい)。
完全に集中しすぎ。
 次からは上映前に食べ終えるものを注文しようと思います……。

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